2026年05月15日

模倣犯(五)

 今日は定休日。消防点検のため少しバカラものを移動させたりする。朝食をとりながらアニメを見たりもする。
 妻が起きた後、掃除を始めたので、なるべく邪魔にならんようにひたすら読書。
 午後1時ごろ、点検の担当者が来て火災報知器具の点検を比較的短時間ですませる。その後、妻は疲れて寝たりする。私は軽く昼食をとり、移動したものをもとに戻してから、午睡。
 夕刻目覚めた後、DAZNで少しプロ野球「タイガース-カープ」戦を見て、その続きはテレビ中継の録画を追っかけ再生で見る。今日の中継はytv。午後6時15分から中継開始。DAZNで見た続きを見る。解説は赤星さんと鳥谷さん。試合は投手戦でテンポよく進み、中継予定時間の間に終了。栗林の前に完封負け。大竹も2点に抑えたんやけれど、打線の援護がなかったのは気の毒。
 野球終了後は昼に録画した大相撲夏場所6日目を見る。なんとか幕内土俵入りまでは録画していたんやけれど、今日も途中でテレビの電波が切れてしもうていたので、中入り後の取組はスマホでabemaの配信のハイライトで見る。琴栄峰を宇良が土俵際で逆転して、平幕の勝ちっ放しはなくなった。大関霧島が6連勝で単独トップ。
 相撲を見た後眠くなったのでタイマーをかけて短時間寝る。そやけど、二度寝してしまい、なんやかんやでまた日記更新が遅くなりました。いろいろと疲れたので仕方ないか。
 宮部みゆき「模倣犯(五)」(新潮文庫)読了。連続誘拐殺人事件の主犯である「ピース」こと網川は事件に巻き込まれて従犯とされた高井の妹由美子を抱きこんで、真犯人「X」の存在を主張する「白馬の騎士」としてマスコミの寵児となる。事件を追ってきたライターの前畑滋子は離婚の危機にさらされながらも網川の出自を探り、また警察も武上刑事を中心として真犯人が誰か特定する。彼らは網川が真犯人であることをいかにして証明していくのか……という話。単行本上下巻、文庫にして全5巻にわたる大長編もついにクライマックス。最後に網川と前畑が生放送のテレビで対決する場面など、緊迫感のある展開で最後まで読み手をひきつける。タイトルが「模倣犯」であるという理由もそのクライマックスで明らかになる。承認欲求の肥大した犯人が劇場型犯罪を犯した、と一言で片づけてしまえなくもないんやけれど、加害者、被害者の家族関係や、事件後の家族崩壊など丁寧に描きこみ、しかもタイミングよくそれを読み手に明かしていく構成のうまさには唸らされた。一気に読んでしまうには惜しかったので、1巻ずつばらして読んだんやけれど、それでも一気読みしたのと同じ興奮を味わえた。劇場型犯罪における「観客」は誰か。観客たる「大衆」とは何なのか。様々なテーマを連続誘拐事件という形で問題提起していく作者のすごさにただただ圧倒されるのみ。傑作であります。

 5月17日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
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2026年05月14日

大野雄二の死

 今日は出勤日。空き時間は試験問題作成にあてる。6時間目、午後2時ごろ、避難訓練。外はカンカン照り。夏日であります。避難の合図でグラウンドに出て行って、そのあと校長の講評などはええとして、水消火器を使うた消火の練習とかで炎天下のもと、生徒たちも教師も汗をだらだら流しながら「早く日陰に入りたい」と思いつつすべてが終わるまで待つ。よう暴動が起きなんだもんです。もっとも、気持ち悪くなって保健室に行った生徒もいましたけれどね。というわけで、避難訓練だけでばてばてになってしもうた。
 放課後の職員会議も結構長く、へろへろになって退出。
 帰宅後、大相撲夏場所5日目の録画を見る。若隆景が敗れ、勝ちっ放しは霧島と琴栄峰だけになった。果たして霧島がこのまま独走するのか。まだ序盤戦が終わったばかり。まだまだ波乱はあるとみている。
 タイガースの試合はもともと日程になかったので、相撲を見た後は場所前に録画した「大相撲どすこい研」などを妻といっしょに見たりし、その後しばらく読書。お片付けなどせんならん用事もあるけれど、それは明朝にまわすか。
 作曲家でジャズピアニストの大野雄二さんの訃報に接する。享年84。死因は老衰。
 もちろん「ルパン三世」のテーマや劇伴が代表作やというのは異論はございません。個人的にはルパン三世の主題歌は第1シリーズの山下毅雄さんの方が好きなんですけれどね。それよりも前に、映画「犬神家の一族」のテーマ曲があったよね。私はそちらの方が印象に残ってる。テレビアニメやと「キャプテンフューチャー」かな。オープニングの「夢の旅人」もエンディングの「ポプラ通り」も名曲です。いやしかし全体にスタイリッシュで、しかもどこかにウェットな部分も残してある、あの大野サウンドは、聴いていてじんときますねえ。今後の「ルパン三世」の新作の劇伴は大野さんの残した録音の使いまわしになるのかな。今のアニメでは林ゆうきさんなどやはりかっこいい曲を作る人たちがいてるけれど、大野サウンドは別格なんですよねえ。その音を聴くだけで「大野雄二!」とわかるもんなあ。「カリオストロの城」も大野サウンド抜きでは語れませんしねえ。
 謹んで哀悼の意を表します。

 5月17日(日)は「たちよみの会」例会です。今月も13:00~15:00の短縮バージョンです。ご参加お待ちしています。
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2026年05月13日

倫敦スコーンの謎

 今日は定休日。午前中は10時ごろまでアニメを見、少し寝てから昼過ぎに起きてきて軽く昼食。食後は読書をしたりスマホをいじったり。
 午後6時ごろDAZNでプロ野球「スワローズ-タイガース」戦の配信を見ていたら、降雨のため、試合開始が15分遅れるということで、テレビ中継はMBSがサブチャンネルを使い6時15分からやったから、配信はもう見ずに、読書の続き。読了後、追っかけ再生でテレビ中継を見る。解説は矢野さんと高津さん。なんと地上波のメインチャンネルでは午後8時から午後9時までしか放送せず、ほとんどサブチャンネルでの中継という珍しい形やった。しかもサブチャンネルの中継枠は午後10時まで予定されていて、おかげで試合丸ごと全部テレビで見られた。試合はリリーフの桐敷とモレッタが打たれて逆転負け。投球数の関係で高橋遥を早めに降板させたのが裏目に出た感じ。
 試合終了後すぐに昼に録画した大相撲夏場所4日目の中継を見る。順調に見ていたら、電波の乱れがあったか三役以上の取組の録画に失敗していたので、若隆景から結びまではabemaの配信の幕内ダイジェストで見た。霧島と若隆景が危なげなく4連勝。平幕では琴栄峰が4連勝。まだ序盤やけれど、かなり荒れた土俵になりそうな予感。また、高安まで休場やもんなあ。
 相撲を見ながら夕食。相撲を見終えてから少し読書。また寝落ち。野球と相撲を続けて見ると、さすがに疲れますな。
 米澤穂信「倫敦スコーンの謎」(創元推理文庫)読了。「小市民」シリーズの新作短編が4話収録されている。本編の方は完結しているので、落穂拾いみたいな感じ。「羅馬ジェラートの謎」と表題作「倫敦スコーンの謎」は小鳩君と小山内さんがジェラートに手をつけていない客を見て、その理由を推理しあうたり家庭科の調理実習で小山内さんの班のスコーンがなぜか生焼けになっていたその理由を二人で推理しあうというもので、「氷菓」シリーズでもあった作者のあまりよくない面がそのまま出てしもうた感じであまり楽しめず。巻頭の「桑港クッキーの謎」と巻末の書きおろし「維納ザッハトルテの謎」は二人の高校の卒業生の造形作家と高校の美術教師にまつわる関係などが一応軸になっていて、そちらが中心となった物語なのかと思わせているけれど、今一つ消化不良という感じ。人気シリーズなんで、外伝という感じで書き続けられているんやろうけれど、本編がもう終わっているうえに本編との関連も薄く、あまりこの形で今後も続けていかん方がええんやないかというのが正直な感想。まあ、営業的には人気シリーズやから終わらせたくないんやろうけれど。作者もあまり乗り気やないのかなと、読んでいて感じてしもうた。基本的によくない感想は書きたくないんやけれど、ちょっと楽しみにしていただけに、辛口の感想になってしまいました。
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2026年05月12日

ヒトラーに抵抗した人々

 今日も夏日。ただ、やはり日陰にいると空気が乾いているせいで風が心地よかったりする。今日から試験一週間前。授業は3コマ。空き時間には試験問題の作成など。なんとか形になりつつあるので、来週月曜くらいにはそれなりのものにしたい。
 帰宅後、追っかけ再生でプロ野球「スワローズ-タイガース」戦を見る。中継はテレビ大阪。解説は掛布さん。サブチャンネルを使い午後10時前まで延長があるので安心して見られる。試合はスワローズの先発吉村がサトテルの打球を受けて初回に退くというアクシデントもあり、終始タイガースペースで進んで大勝。嶋村のプロ入り初ホームランや大山のホームラン、ダメ押しの森下のグランドスラムと祭り状態。なんと池山監督はオスナ内野手をマウンドに上げるという、リリーフ投手を無駄に投入しない策を取ったくらい。
 野球のあとは夕食をとりながら大相撲夏場所3日目の録画を見る。霧島が初日から3連勝。動き回る藤ノ川に存分に相撲を取らせてから下すという大関相撲。いやあ、霧島が大関に復帰していてよかったねえ。
 相撲を見ている時から睡魔に襲われていたけれど、その後、寝床で読書。明日は定休日。一息つけられる。
 對馬達雄「ヒトラーに抵抗した人々 反ナチ市民の勇気とは何か」(中公新書)読了。教材研究の一環として読み始めたんやけれど、ヒトラーとナチス政権がいかに人心を掌握していたか、そしてそれは戦後になっても実はその呪縛がドイツ国民の中に生き続けていたことなどが多くの証言から示される。戦時中、ドイツに残り反ナチ運動をしていた人たち、特に「7月20日のクーデター」に加わり刑死した人たちや戦後も生き延びた家族たちの様子がていねいに示される。反ナチ運動をしていた人たちの存在は、「連合国が非道なドイツを屈服させた」というシナリオに対してはよけいな存在とされたことなどは国際政治を語るうえでいろいろと考えさせられた。そのため反ナチ運動に身を投じた人たちは戦後も「ドイツの敵」「裏切り者」扱いを同じドイツ国民から受けていたのは衝撃的やった。そうすることにより、戦前にナチスを支持していた人たちは自分のしていたことの後ろめたさを正当化していたというわけだ。トランプの気まぐれに振り回され、対米追従を是とする高市首相が憲法改悪を目指している現在、私たちは権力を監視し続けなければならんということを、この歴史から学び取らなあかんと強く感じた次第。いろいろとまだまだ知らなんだ知見が多くあり、歴史を正しく知ることの大切さを痛感させられる一冊です。
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2026年05月11日

SF大会は関西から始まった

 愛すれどタイガース「才木と梅野のバッテリーが連勝」を更新しました。

 今日は出勤日。もうじき中間考査1週間前。もう一人の担当の先生と「公共」の試験範囲の調整をする。かなりスローペースで進めていたので、範囲が狭くなってしもうた。難しいところですね。授業は3コマ。間に当番やら会議やらはさまり、試験問題作成もなかなか進まん。明日から気合を入れていかんとあかんな。
 日中は夏日。夕刻、帰路、歩いていてもすぐに汗をかく。そやけど朝は肌寒かったりする。衣類の調整がなかなか難しいのです。
 帰宅したら、岡本俊弥さんから「SF大会は関西から始まった」というオンデマンド出版が届く。私と妻も若かりし頃スタッフとして参加したSF大会「Daicon5」の記念誌を作るというので寄稿し、表紙のイラストにはおがわさとしさんを紹介したりしていたんやけれど、記念誌どころか関西におけるSF大会の歴史を追いつつ、「Daicon5」に関する詳細な記録が読めるという、いかにも岡本さんらしい凝りに凝ったものが出来上がってきた。一応私も寄稿したんやけれど、こんなすごいものになるんやったら、もう少し気合を入れた文章を書くんやった。さやかて筒井康隆さんや堀晃さんへのインタビューなんかが掲載されてるんですよ。そんな本を作るなら、前もって教えてくださいよ。近々amazonのオンデマンド出版にもアップされるそうなんで、興味のある方はぜひ! これは力作ですよ。
 冊子を見ていて、録画した相撲を見るのが少し遅れた。豊昇龍はやはり休場。今場所の主役は霧島になるのかなあ。それとも平幕からまたとんでもない伏兵が飛び出すのか。
 夕食後、また寝落ち。連休モードのだらだらをいきなり仕事モードに切り替えるのはしんどいことですよ。
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2026年05月10日

鳥の歌いまは絶え

 今日も好天。日中の最高気温も高く行楽日和。そやけど私は一日家でごろごろ。午前中は例によって昨日録画したアニメ「本好きの下剋上」などを見てしまい、朝に録画した「仮面ライダーゼッツ」や「ギャバン」なども見てから、少し読書して、昼食。食後は午睡。
 夕刻目覚めてからはしばらく読書。読了後、昼に録画したプロ野球「タイガース-ベイスターズ」戦を見る。今日の中継はABC。解説は矢野さん。投手戦でテンポよく試合が進み、才木、岩崎、ドリスの完封リレーと才木のスクイズやサトテルのホームランなどで連敗ストップ。早く試合が進んだおかげでヒーローインタビューも監督インタビューも全部枠内に収まった。夕食後はこれまた昼に録画した大相撲夏場所初日の中継を見る。炎鵬が関取再昇進初日に快勝。ファンとしてはとても嬉しい。大関琴櫻を藤ノ川が破り、こちらも好きな力士なので嬉しかったけれど、横綱豊昇龍が高安の上手投げに屈した際に右足を痛めてしもうたのは心配。大の里休場で一人横綱としてどこまで場所をリードするか期待しただけに、休場となったらこれは……。
 相撲を見た後、寝床で少し読書。少しうとうと。明日からまたお仕事。うまく連休モードから切り替えられるかなあ。
 ケイト・ウィルヘルム/酒匂真理子・訳「鳥の歌いまは絶え」(創元SF文庫)読了。積読から掘り出して読む。もともとサンリオSF文庫に入っていて絶版やったのを、創元が数年前に復刊したもの。地球上のあらゆる生命が滅亡に向かい、米国のシェナンドアに極秘に作られた研究機関で、デヴィッドたちはクローン人間の培養に成功し、滅び去ろうとしている人間たちの後継者とする。第1話ではその極秘の研究と、クローン技術の成功、そして人類滅亡までが描かれる。第2話では、クローン人間たちの秩序によって統制される社会と、そこから逸脱した女性モリーのクローン人間社会のゆがんだ秩序からの脱却が描かれ、第3話ではモリーの息子であるマークが、衰退するクローン人間社会から、人間らしい社会への脱却が描かれる。三代にわたる年代記で、私は「火星年代記」や「鳥人体系」などの年代記が好物なので、この構成は非常に面白かった。特に、クローン技術を生み出した「長老」世代とクローン世代との齟齬、クローンたちの社会が世代を経るうちに衰退に向かう様子、そしてそこから逸脱しているはずの親子によって原始的ながら人間らしさが復興されていく様子など、文明論としての面白さと、世代間対立の根深さがストーリーとして形作られていく様子は非常に興味深い。難を言えば、舞台が北米の一部に限定されてしまい、全世界に広がっていかないところか。とはいえ、20世紀後半の問題意識の高いSFが多く書かれていた時代を象徴する作品のひとつとして価値は高いと思う。タイトルがかっこいいやないですか。解説によると浅倉久志さんが現代をこう訳したとのこと。なるほど。
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2026年05月09日

母とカーネーション

 大相撲小言場所「令和八年夏場所展望〜安青錦、一転して大関陥落の危機~」を更新しました。

 今日は月例の京都の医者行き。朝から「霧生ファンクラブ」など昨夜録画した深夜アニメを見てから、昼前に出発。阪急の特急で上洛。診療後、薬を処方してもらい、その足で母の入所している施設へ。先日インターネットの「花キューピッド」で注文しておいたカーネーションの花束が昨日のうちに施設に届いていて、職員の方が母がベッドに寝ていても目に入るところに置いてくれていた。ネットの見本の写真よりも華やかで、届いた時には母も大喜びしてくれていたらしい。というのも、母は今日はお疲れの様子でほとんど寝ていたから、声をかけにくかったのです。時々目を覚ましたので、お花について声かけをしたら、(たぶん)「ありがとう」と言うてくれた(と思いたい)。
 時間が来たので、寝ている母に小声で「また来るね」と声をかけ、阪急の特急で帰阪。
 帰宅してすぐに追っかけ再生でプロ野球「タイガース-ベイスターズ」戦を見る。今日の中継はカンテレ。試合開始から午後6時までたっぷりと枠を取ってくれていたので、安心して追っかけ再生で見る。解説は掛布さんと秋山さん。ベイスターズの篠木投手は大きな掛け声を出しながらの投球で、その声がマイクにも入っている。掛け声といえば解説席の秋山さん。「僕、あんなに大きな声を出していましたかねえ」と全く自覚なし。今日の篠木投手よりもはっきりと「うりゃー!」というて投げてましたよ、ほんま。試合は大竹が完封ペースかと思えば終盤に力尽きて逆転負け。何で大山はスタメンから外れたんかな。
 試合終了後、寝床で少し読書。そのまま午睡。夕食時に妻に起こされる。夕食後、寝床で本を読んだりスマホをいじったり。
 さあ、明日から大相撲夏場所が始まるぞ。野球と相撲のダブルヘッダーの15日間が始まります。その間はなるべく早く帰宅せなあかんなあ。
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2026年05月08日

 今日は定休日。朝から昨夜録画した深夜アニメを見てしまい、その後しばらく読書。昼食後、午睡。夕刻目覚めてスマホをいじったり。
 午後6時、リアルタイムでプロ野球「タイガース-ベイスターズ」戦をDAZN(虎テレ)の配信で15分だけ見る。というのも、今日のテレビ放送はytvで、サブチャンネルでの放送開始が6時15分。そこまでは配信で見るしかないのです。解説は秋山さん。その後しばらくスマホをいじったりして、追っかけ再生でテレビ中継を見る。解説は赤星さんとベイスターズ前監督の三浦さん。夕食をとりながら、午後9時まで野球を見る。中継はそこで終了。サブチャンネルでの延長はなし。なにしろytvでは9時から「魔女の宅急便」の放送ですからね。スポンサーの関係などもあるからサブチャンネルでも延長は無理。試合はそこまでは1点差のええ試合をしていたけれど、再びDAZNの配信に切り替えて見たら、そこからリリーフがぼこぼこに打たれて大敗。別に「魔女の宅急便」が悪いわけやないけれど、テレビ中継終了前とその後の試合展開があまりにも違い過ぎたからねえ。なんか流れをテレビ中継終了で変えられたような気分になる。
 試合終了後、どっと疲れて、読書の予定が寝落ち。いや、「魔女の宅急便」は悪くない。単なる偶然。とはいえテレビの野球中継終了後、がらりと変わったことは間違いない。
 大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」(文春文庫)読了。直木賞受賞作やから読んだわけではなく、文楽がテーマというので興味がわいたのです。主人公は近松半二。父親は儒学者という穂積成章は、父から近松門左衛門が使っていたという硯を渡され、人形浄瑠璃の作者を志す。時は歌舞伎が隆盛してきて浄瑠璃と張り合いし始めた時代。浄瑠璃を愛する半二は時には自分でも駄作を書いているという自覚にさいなまれながら、道頓堀を離れて京都で乾坤一擲の傑作「妹背山夫人庭訓」を書きあげ、一時は竹本座を満員にするが、あまりにも傑作を書いてしまったためにそれ縛られて次が続かなくなり……という話。半二の気持ち、わからんでもないのです。スケールは小さいけれど、「おどりじいさん」という自分の中では偶然とはいえかなり面白いものを書いて賞をもろうてしもうたせいで、そのあと何を書いても受賞作に縛られてしもうたという経験を投影したのですね。半二はそれでも浄瑠璃という世界の住人なんやから、そこにいることで次があると信じることも出けたんやけれど。作者は「渦」という表題で、作家が作品を生み出すことが歴史や時代の大きな渦の流れの一部に位置づけられると気がつく半二の心境を表したんやけれど、おそらくそれは作者自身が小説を書くという行為の中で感じたことなんやろうと思う。また、歌舞伎に敗れ去っていく人形浄瑠璃という時代の渦の中でもがく半二の心境も表現しているのかな。近松といえば門左衛門となるところを、半二という現在でも演じられる作品を残した割にはあまり知名度が高くない人物を主人公にしたあたり、見事というしかない。本書には続編ともいえる「結」という作品もあるので、そちらも読もうと思う。また、文楽も久しぶりに見てみたいという気にさせる作品でもあるのですね。
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2026年05月07日

大丈夫か安青錦

 さて、連休明けの出勤日。夏日という予報なので、麻混の夏用長袖ポロシャツを着て行く。これは妻が去年の秋に着るために買うてくれていたものなんやけれど、夏から一気に冬になったため、着ることなく置いてあったもの。今の季節にはぴったり。朝、出勤時には肌寒かったので長袖はちょうどよかったし、日陰は幾分涼しく、麻の混じった生地は風通しがよく、快適。日向は暑く袖をまくっていたけれど、日陰に入って風にあたると心地よい。
 午前中は進路指導室の当番などをしながら教材作成。そろそろ中間考査の問題作成もしていかなならんな。4時間目に1年生の授業が1コマ。生徒は幾分お疲れ気味。授業中に常に私語をする者もおらず、時折問いかけをしたりしてスムーズに進むけれど、さすがに疲れた。午後は試験問題の作成の準備など。
 帰宅後、今日はプロ野球の試合の日程がなく、寝床で読書。読み切るところまではいかなんだけれど、だいぶ読み進む。時折スマホをいじったり。
 ネットニュースで、大相撲の大関安青錦が左足首をひねって稽古を中断したという記事を見る。安青錦は先場所負け越したから、今場所も負け越すと大関陥落の危機。師匠の安治川親方は「様子を見て」というコメント。もし怪我の具合がひどければ、休場していったん大関陥落、来場所に10勝して再昇格を狙うということにもなりかねん。大丈夫かなあ。初場所までは壁に当たることなく横綱昇進一歩手前まで行ったというのに。好事魔多しというけれど、左足の指も骨折したらしいし、魔が多すぎやせんか。逆にこの苦境を脱したら、一回り大きく成長するかもしれん。禍福はあざなえる縄の如しという。ここを禍転じて福といってほしいところやけれど、果たしてどうなることやら。ほんまに大丈夫やろうか。
 明日は定休日なんで、1日出勤しただけでまた連休。通常営業のペースに戻すにはちょっと時間がかかりそう。いやいや再来週には考査があるからそんなことを言うてはいられんのやないですか。
posted by 喜多哲士 at 23:56| Comment(0) | 大相撲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年05月06日

模倣犯(四)

 今日は憲法記念日の振り替え休日。朝から昨夜録画したアニメをすべて見てしまい、「題名のない音楽会」の先週の分まで見てしまう。昼食までしばらくスマホをいじったりした後、昼食。食後は午睡。夕刻目覚め、読書。
 妻が買い物に出かけている間にプロ野球デーゲーム「ドラゴンズ-タイガース」戦を見る。今日の中継はMBS。高橋遥と高橋宏の投手戦で、高寺のホームランの2点のみで決着。高橋遥はもう敵なしという感じ。無四球完封。これで3試合連続完封。しかも4勝全てが完封。果たしてこの投球がシーズンを通してできるのか。もしこんな調子で1年間投げきったら……村上も才木も及ばん領域に達しているからなあ。佐藤輝とMVPを争うことになろうかなどという皮算用を今からしている。現時点では沢村賞の有力候補……気が早すぎますな。
 試合を見てしもうてから、読書やスマホ。夕食をはさんでまた読書など。
 さて、明日からお仕事再開。とはいえ、すぐにまた定休日。明日は仕事にならんのやなかろうか。
 宮部みゆき「模倣犯(四)」(新潮文庫)読了。本巻より第3部。第2部では連続誘拐殺人事件の犯人サイドからの視点で物語が進行していたが、第3部では事件のルポを取材するフリーライター前畑滋子の動きが中心となる。彼女も警察も藤崎と高井が共犯と決めつけているが、兄の無罪を信じている高井由美子はそのことを訴えるために前畑に接触してくる。また、被害者の祖父の有馬と、被害者の腕を発見した真一が知り合う。本書のキモは、加害者と被害者双方の家族の状況である。加害者とされた藤崎と高井の家族はもちろん崩壊寸前。そして、被害者の家族も精神的にズタズタにされてしまう。それにつけこみ弁護士をかたって金を巻き上げようとする詐欺師が現れたことにより、物語は急転。しかも、由美子を保護する形で、真犯人である「ピース」こと網川が登場。追い詰められた由美子はピースに依存していく。むろん読み手はピースこと網川が真犯人であることを知っている。そして彼が明確な悪意を持って由美子と接触していることもわかる。しかし、登場人物たちにはそのことはわからない。この叙述の仕掛けのうまさ。読み手は高いが共犯者でないことも知っている。しかし読み手にはそれを登場人物たちに知らせるすべは当然ない。由美子たちに「お前は一番危険な人物に騙されているぞ」と伝える事ができないというもどかしさをもって物語を読み進めなければならない。希望があるとしたら、ピースに対してうさん臭さを感じている人物が何人かいることか。さあ、文庫本にしてあと一冊。物語はどのように着地するのか。先が読めないという状況は変わらない。すぐに続きを読みたいのをぐっと我慢して、他の本を読むことにするのです。そやないと、仕事場で仕事をさぼって続きを読んでしまうかもしれんもんなあ。
posted by 喜多哲士 at 23:58| Comment(0) | 読書全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする