愛すれどTigers「桜井プロ入り初サヨナラ打で4連勝」を新規更新しました
今、「占領期」という終戦直後の政治史について書かれた本をちょびりちょびりと読んでるんやけれど、そこに、首相の組閣からその内閣が何をしたい内閣なのかが見えてくるというようなことが書かれていた。東久邇宮内閣、幣原内閣、吉田内閣、片山内閣とそれぞれ比較して、その内閣がやろうとしたのがどういうことやったかを指摘したりするくだりがあって、そのあとを継いだ芦田内閣からはそれが見えてこず、芦田自身がやりたいことをそれまで大臣としてやり遂げてしまっていたからだと指摘している。
そんな本を読みながら、いきなりまたまた辞任者を出してしもうたしんぞう首相の勝手に改造内閣を見てみたら、参議院選挙で惨敗を喫してしもうたんで、自民党内の風当たりが強くなったから、その風除けとなる人たちを政策も何も関係なくそろえたように見える。最初の内閣はいわゆる「美しい国」を作るために自分の味方をしてくれる者たちを閣僚に抜擢したりしていたわけで、「お友だち内閣」てなことを言われても、それなりにやりたいことをやってしまうんやという意志は感じられた。
芦田内閣は総選挙で大敗して第二次吉田内閣にその席を譲ることになるんやけれど、しんぞう勝手に改造内閣の命運が芦田内閣と重なって見えるような気がするんですよね。果たして歴史は繰り返すか。
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