2008年08月01日

壮行会ニ非ズ

 オールスター戦というたら、その年のセ・パ両リーグの最高の選手を一堂に集める祭典ですわ。出場したということは、何物にもかえがたい名誉なんだ。
 しかるにTBSというテレビ局は、まだこれから試合に出ようという選手を放送席に引っ張り出して五輪への意気ごみなどについて聞いてみたり、目の前の試合を無視してオリンピックのことばかり話題にしている。五輪代表選手に選ばれた選手が打つと「さすが五輪戦士」とか持ち上げ、五輪とは関係ない選手がホームランを打っても、「お話の間にウッズにホームランがでました」なんていう感じ。
 オールスターは五輪チームの壮行試合やないぞ、TBS。私は五輪代表選手のプレーだけやなく、オールスターそのものを楽しみたいぞ。
 ハーフタイムには自社のバラエティ番組の中で結成したタレントによるバンドの演奏。ゆうこりんがたどたどしく「だからぼくたちみんなやきゅうじょうにつれてって」と歌うのを聞いていると、「番組の中だけでやめとけ。野球ファンをばかにするな。責任者でてこい」とぼやきたくなる。
 なんで東京のキー局はスポーツ中継までもバラエティ化したがるかね。どうもスポーツそのものに対して愛情がないように感じるのは私だけかねえ。
posted by 喜多哲士 at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | プロ野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まあ、しゃなあいですよ。もう北京に気持ちは行っちゃってますから。次の日から合宿開始ですし。
前座ですよ。前座。今年はあれでいいんです。

ゆうこりんは、番組だけでやりゃいいのにと思いましたけどね。
Posted by こうじ at 2008年08月04日 03:07
このオールスターに出ていない五輪代表選手もいるわけですし、オールスターと五輪大会はやはり分けるべきだと思います。でないと、例えば今年のオールスターが初めての出場というような選手に対しても、山崎や金本のような球界の功労者に対しても「前座」なんて失礼やないかと思います。
Posted by t-kita at 2008年08月04日 23:35
どんなひどい中継になっても喜多さんのような熱心な野球ファンは見てくれる。従って野球ファン以外に興味を持ってもらえるような「余興」を付け加えることは、テレビ局のやり方としては理解できます。
 以前に読んだ世界陸上の中継に関する記事でも、今回と同じ放送局の人が「タレントを起用してショーアップしないと、(少数の)陸上ファン以外は見てくれない」と言ってました。後は主催者側が容認するかどうかですね。さすがに「みのもんた監督」は拒否したそうですが。
http://hokkaido.nikkansports.com/baseball/professional/fighters/p-hf-tp0-20080218-323099.html
 石川遼の出てる大会でヘリを飛ばしたり、マイクを仕込もうとしたり、亀田兄弟で顰蹙買ってるのも同じ放送局ですね。ここはちょっと極端かもしれません。
 スポーツの魅力そのものを伝える方向に行ってほしいものですが、テレビ局に期待するだけ無駄だとおもっています。そんなわけで私は最近ほとんど見てません。やっぱり生観戦が一番です。
Posted by 垂直応力 at 2008年08月05日 01:21
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