2008年09月01日

老人とコンビニ

 愛すれどTigers「ジャイアンツとの直接対決で4度目のマジック点灯」を新規更新しました。

 いや驚いた。福田息子首相辞任ですか。持ちこたえられなんだんやなあ。結局自らの手で解散総選挙も打たれへんし任期満了まで粘りもでけへんという、権力の座にありながらそれを十分に生かせなんだ、そんな印象を残しての辞任となった。次は誰ですか。まんが太郎さんですか。うーむ。

 仕事帰りに雑誌を見たりするためにコンビニに寄る。レジのところではマネージャーという名札の店員さんが予約チケットの発行手続きかなんかをしている。もう一つのレジでは研修生という名札の店員さん(新人のバイトですな、つまり)が年配の男性の相手をしている。その男性はワンカップの清酒をレジの前に置き、タバコの棚を指差していた。
「それ違う、そっち。背の高いほう、それそれ」
 商品名か棚についている番号でいうたれやと思うて見ていたら、やっとのことで店員さんは指名のタバコを取り出すことができた、のに。
「ちゃうがな、それをやな、カートンでくれ、いうねん」
 言うとらんよ、おっちゃん。
 おろおろしている研修生店員さんにチケットの手続きをしながらマネージャー店員さんは「カートンは奥!」と指示を出す。ようようカートンを取ってきた店員さん、ふと気付いて言うた。
「あの、お客様、お酒は……」
「はははっ、もう飲んだ」
 お金も払わんと飲みなや、おっちゃん。
「瓶や瓶、瓶探して」
 マネージャーの指示がまたも飛ぶ。
「はははっ、瓶はそこのゴン箱」
 バイトさん、手を酒で濡らしながらゴミ箱からワンカップの酒瓶を取り出し、バーコードを読み取り機にあてた。ここでようやくチケット手続きの完了したマネージャー店員さんは並んでいるお客に断りを入れて隣のレジへ。ほかの客も老人の行動にあてられて動かれん感じで、文句ひとつ言わず待つ。事情はようわかりました、いうところか。
 バイト店員さんに手を洗わせておいて、マネージャー店員さんはてきぱきと事後処理。老人は上機嫌で店を出て行った。
 それにしても、老人の感覚では昔ながらの小売店の店先と同じ行動やったんやろうなあ。POSシステムで在庫管理したりしてるとか、そんなんおっちゃんには関係ないもんな。酒を飲んでから金払うくらい、昔はようしてたんやろう。
 それにしてもコンビニは大変や。老若男女、特に年配のお客への対応にはいろんな苦労話がありそうやね。
posted by 喜多哲士 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック