2010年05月25日

標準語で十分

 深夜アニメ「薄桜鬼」は新選組を舞台にしたアニメなんやけれど、昨日の夜、芸妓を呼んで遊ぶシーンはさすがに背中がむずむずした。
 芸妓のしゃべる言葉が明らかにおかしい。なんとなく芸妓の言葉遣いらしくしようとしているみたいなんやけど、隊士たちに「だんさん」と呼びかけてみたり、「心得ていますえ」なんて現代風の言葉遣いが混じっていたり。
 大河ドラマやないんやから、「京ことば指導」なんてつけることはないと思うんやけれど、知らんのやったらわざわざ使わさんでええと思う。現代の標準語で十分。新選組の隊士たちも現代風のしゃべり方をしてるんやからね。
 最近は関西出身の声優さんに関西弁の役をあてるなどいろいろと工夫しているアニメが多いんやけれど、まあ芸妓出身の声優なんていてへんやろうから、ほんまもんの芸妓の言葉なんて誰も使われへんのは当然。脚本家も祇園で遊んだりすることもないやろう(私もありません)。それやったら中途半端にそれらしくするのはかえって嘘くさく感じさせる。
 別に「じゃりン子チエ」や「アベノ橋魔法商店街」、「ラブ・コン」みたいに関西出身の声優をそろえよとは言いません。でけんのならやらへん。それでええやんか。中途半端に「らしさ」を出すよりも全て標準語の方がかえって自然やないかと思うんですわ。
posted by 喜多哲士 at 23:31| Comment(1) | TrackBack(0) | テレビアニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かざりけのないまじめなところに味がある。
そんな風に感じます。
Posted by 大丈夫。 at 2010年07月24日 07:58
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