勤務校の「知的障がい生徒の自立支援コース」で、七夕の行事をやるということで、各クラスに人数分の短冊が渡された。全校生徒は840人ほど。そんなに多くの短冊をさげる笹をどこから持ってくるのかということはあえて詮索せず、生徒たちに好きに書かせることにした。
現在の担任クラスは3年生やから、多くは「進路実現」ということになるんやろうと思う。実は係の生徒が直接回収したんで、私はうちのクラスの生徒たちが書いたものを見てへんのです。とんでもないプライベートなことを書いていたりして公開するわけにはいかないものもまじっているかもしれんので、コース担当の先生方でチェックしはるとか。
私も3年前までは3年間「自立支援担当」やったんやけど、全校生徒をまきこむこういうイベントは企画しませんでしたなあ。夏はかき氷、冬はもちつき大会くらいしかやってへん。七夕の笹飾りはやったけど、コースの生徒たちだけで楽しんだんで、ここまで手を広げてはいませんわ。大胆な企画やと感心することしきり。
ところで、クラス担任にも短冊を渡されて、何か書いてと係の生徒に言われた。「生徒たちの進路希望がかないますように」なんて書くと私自身がなんやしらん恥ずかしいので、「阪神タイガースが優勝しますように」と書いた。お星様の力ででもないとかないそうにない……というわけやないですけど、こういう「願い」はあまり生々しくならない方がええんです。
さて、どんな願いを書いた短冊が公開されるやら。その日がちょっぴり楽しみであります。
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