2011年08月12日

菅総理の大仕事

 ハイビジョン生活には1日で慣れてしまいました。昨日セッティングした時には夫婦そろうて「おおおおおおお、美しい」「細かい字幕も読める!」とほたえていたんやけど、今日はもう当たり前のように見ていたもんな。なんて順応性の高いこと。
 それはそうと今日は私はダウン。連日猛暑の中をバイクで走り回って電器店に行ったりしていたり、汗をだくだくかきながらセッティングしたりして、ハイビジョン化というこの夏最大の目的を達成したんで、ほっとしたのかもしれません。まあ、明日は暑い中墓参りに行く予定やから、一日英気を養うというのもよかろう。
 どうやらぼちぼち菅丞相の辞任、そして新首相の決定というのも近づいてきたみたいなんで、盆休みが明けてすぐに始まる授業で使う時事問題のネタにも困りそうにない。それにしても菅丞相というのは総理としては統率力や求心力に欠ける面が多々あったけれど、巷間言われているほどダメとは私には思えんのです。例えばわれらが知事も思いつきで裏付けのないことをしかも「暴言」付きでがんがん提案している。菅丞相の「脱原発社会」などが「思いつき」と非難されるんやったら、われらが知事の「大阪都」なんて具体性のない提案も非難されるべきやと思うし、昨日まで褒め殺しみたいにたたえていた相手を一日で地獄の底に突き落とすほどボロクソに言うて敵を意識して作ったりする手法も非難されておかしくないと思うし、任期を全うせずに知事を辞任して自分がつぶそうとしている市の市長に立候補するなんて、政治を私していると非難されても仕方なかろうに。菅丞相のことやったらボロカスにこきおろす産経新聞がわれらが知事についてはそうしないのが不思議でならん。少なくとも「再生エネルギー法」を実現させるというこの一点だけでも菅丞相は後世に残る大仕事をしたと評価すべきやと私は思うんですけどね。
 もっとも、われらが知事が首相になって今と同じ手法を取ったとしたら、きっと全国から非難を浴びることになるやろうとは思うけれど。つまりそれだけ大阪の知事というのは東京から見たらどうでもええ存在なんやろうなあ。
posted by 喜多哲士 at 23:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
喜多さん、菅首相に対する認識が甘いですよ!そもそも菅さんは福島原発事故が起きた時、何をしたのか思い出して下さい。東電本社に乗り込んで2時間も居座り「原発から撤収するなら東電潰すぞ!」と怒鳴ったり、「原発の勉強がしたい」と言って現地に乗り込んで自衛隊の作業を半日ストップさせたこと。つまり東電は事故対応より総理大臣対応を優先せざるを得なかった、現地でも総理大臣を被曝させるわけにはいかないので作業をストップせざるを得なかった。明らかに事故の初期対応(一分一秒を争う事態なのに)の邪魔をしたはります。他にも原発事故の怖さを熟知しているアメリカ国務省が原発に放水部隊の協力を申し出ているのに断ったりしてアメリカが呆れ返っています。現場に任すところは任していればここまで悲劇的な事態になっていなかっただろうといわれています。
 私からすればここまで犯罪的な過ちを犯しておいて何が再生エネルギー法云々や!と言いたいです。早く政界から消えるべきです。橋下知事の手法が全てが良いとは思いませんが次元が違います。
Posted by azuma at 2011年08月13日 14:21
上記の事項をすべて総理一人の責任にしてしまうような報道は何のためになされたか。それは原発推進を国策とし、電力会社と経産省と鉄の三角関係を形成していた自民党政権の責任論を防ぐために、自民復権を願う読売や産経などが中心となったジャーナリズムの世論誘導のためだと、私は睨んでいます。
もしすぐに総理が現場に行かなければ、現場の惨状も見なかったダメ総理、というレッテルを貼られていて、東さんもそれに乗っかって怒っていたことでしょう。アメリカの助けを断った責任は総理にありますが、断るように情報操作をしたものがどこかにいたはずです。
鳩山総理だったらもっとむちゃくちゃをしていた可能性は大いにありますし、谷垣総理だったら危険性のある原発の再稼働をどんどん進めており再生可能エネルギー法案などまず出ることはなかったで使用。
全否定するのはたやすいですが、功績があればそれを認めていくのが国民として構成で冷静な視線ではないでしょうか。
Posted by t-kita at 2011年08月13日 23:59
5~10年単位で見ないと総理大臣の評価なんか出来ないですよね。(特に経済政策)
Posted by 垂直応力 at 2011年08月15日 00:03
その通りだと思います。在職中にもてはやされた小泉政権でしたが、規制緩和や自由化のために格差問題が起きたのは福田内閣、麻生内閣の時代でした。
菅内閣の評価も数年後には現在とは違ったものになっているかもしれませんね。
Posted by t-kita at 2011年08月15日 00:15
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