2011年10月01日

落語初体験の同僚

 今日はサービス休日出勤。ま、部活の指導なんかは原則サービス休日出勤なんですけどね。私が演劇部の顧問をしていたころ、文化祭や大会の前になると休日出勤なんか当たり前やったもんなあ。今は漫研ですからね。みんなで休みの日に集まって漫画を書くなんてことはしません。
 それはともかく休日。出勤しても校内はがらがら、教員の姿もまばら。部活の指導や受験前の補講、PTA行事の担当、平常の勤務ではやり切れんほどようけ仕事を抱えてはるというような方々が出勤してはりました。
 独身の若い先生か、子どもがもう手を離れたベテランの先生が圧倒的に多い。自分の子どもをつれてどこかに行かんならん方、なんてところは当然来てはらへん。そういう観察もまたおもしろい。
 先日、生徒の家庭訪問が入ったために、芸術鑑賞の下見に行かれんようになった。落語会の券を事務所の方にいただいたので、半月くらい前から楽しみにしてたのです。でも、担任クラスの生徒の問題の方を優先させんならん。そこで、芸術鑑賞担当の他の若い先生に行ってもらうことにした。
 券を渡すと、「落語を生で、というのは初めてなんですよ」という。それならぜひ担当者としては見に行ってもらわんならん。で、今日出勤したら、その先生も出勤してきていて、「面白かったです」と嬉しそうに言うてくれはってほっとした。出演は、桂春蝶、京山幸枝若、桂米團治、桂春駒というメンバー。浪曲なんてよほど好きやなかったら生の舞台を聞くということはまずないからね。
 これで彼が一気に落語ファンになって繁昌亭や地域の落語会なんかに行くようになってくれたら嬉しいのですけどね。まあ、自分の楽しみより落語会初体験の若い先生に落語の面白さを知ってもらう方が大局的に見たらええことではあるわね。
 そやけど、そんな理屈をつけて自分を納得させようとしてるけれどね、やっぱり自分が行きたかったなあ。
posted by 喜多哲士 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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