2012年06月26日

論点をすり替えるぞバカヤロー

 今日は採点三昧。最終日の最後の試験を明日の朝一番に返そうという、まあ残業せんとでけんわな。というわけで、今は採点疲れでよれよれであります。早いとこ寝ましょうね。
 それはともかく、今朝のスポーツ新聞を読んでいたら、「ナベツネ、原監督を擁護」とあった。暴力団関係者に恐喝されて警察にも届けんと1億円を払うたといわれているのに対して、天下の読売新聞の主筆がどのような論陣を張ったのかと思い記事を読んでみたら、なんとまあこれがお粗末。
「昔の女性関係なんてもう時効だバカヤロー」。
 あ、バカヤローとは言うてませんね。どうもいしいひさいち先生描くところのワンマンマンとごっちゃになってしもうていかんわ。
 問題をすり替えてはいけません。原監督の問題は暴力団関係者に1億円払うたかどうかということであって、不倫してたことを道義的に攻められているのではないのです。読売新聞の主筆ともあろう方がそんなこともわからんはずがなかろう。そうやって事件を歪曲して収めようとしても、アサヒ芸能は許しませんぞ。今週号で暴力団関係者に取材してはりますもんねえ。やるなあ、アサ芸。
「とにかく悪いのは清武だバカヤロー」。
 今週の週刊朝日ではその清武氏が鳥越俊太郎さんと対談して「原監督の交際まで知ったことか。私が糾弾しているのはワンマンマン独裁についてだ」と明言しておるぞ。ナベツネ主筆は擁護しているつもりか知らんけど、擁護になっとらんではないですか。なんかもう醜悪を通り越して哀れであるなあ。
posted by 喜多哲士 at 23:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ナベツネはんは、”原は相手が暴力団と知らなかったから、責任はない”みたいなことも言うてはりますな。あーた、単なるそこらのおっちゃんに1億払ろうてしまうアホがどこにおりますねん?(あ、ナベツネの主張やと1人おるんか)。相手がその筋のかたであろうと、推察したから払ったんでしょ。無茶なことを言ってもらったら困りますなぁ。
Posted by 伊藤正一 at 2012年06月27日 07:37
スポーツ評論家の玉木正之氏も厳しく批判してました。「問題の根底にはメディアが球団を所有することにある、つまり身内に対しては正当な批判が出来ない・・・。」などなど。また録画番組では原監督批判部分が全部カットされていたそうです。阪神の野村元監督夫人の脱税事件のときは徹底的に叩かれたのとは対照的です。来月の阪神巨人戦で350°「原辞めろ!」コールが起きたら面白いのですがね。原監督は、マル暴担当警察官が自身の命の危険を冒してでもヤクザと戦っているのに申し訳ないという気持ちはないのでしょうか。
Posted by あずま at 2012年06月27日 16:13
よほどその女性に対して表に出せないほどのことをしたのでしょう。1億円払ってでも揉み消したいようなことをしたのかもしれませんね。
道義的責任もあるんやないかなあと思うのですが、そんなことより自己保身のためなら1億円払っても惜しくないという、あきれた話ではあります。
そして何でもかんでも清武攻撃の材料に使う、いわば言論メディア私物化の極致といえるでしょうね。
Posted by t-kita at 2012年06月28日 00:14
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