2012年06月27日

財政赤字について説明せよ

 本日放課後で採点すべて終了!
 現代社会という科目のテストに「財政赤字について説明しなさい」という質問がありまして、模範解答は「税収に比べて歳出が多くなり、赤字国債を発行することでしのいできたが、国債の償還のために新たに国債を発行するなどして赤字がかさみ、社会保障費を確保するために増税が検討されている」てなところであります。
 むろんこれに近い解答をした生徒もいてます。見当違いの解答をした生徒もいてます。そやけど、私の一番気にいった解答はこれ。
「無駄なことに税金を遣いすぎたから赤字になった」
 ずばりと本質をえぐる解答であります。ただ、その「無駄なこと」が具体的に書かれていなかったり、赤字国債償還の利子で歳出が増えてしまうことなどに一切触れていないんで、満点解答とはいかないのが残念。
 ところで、どじょう首相はなんとかして消費税増税法案を衆議院では通したけれど、これで財政赤字の問題は解決するんかねえ。かえって景気が後退して法人税や所得税などが減ってまい、その分歳入が減ることになるように思うなあ。
posted by 喜多哲士 at 23:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
野田総理の考えていることは一点、その結果政治経済はどうなろうとも、財務省に恩を売ることで自身の政治家生命(総理大臣は長く勤められないとしても)の安泰を図りたいのではないかと思います。消費が冷え込むことが考えられますので税率アップしても税収は減る可能性は高いと考えております。
Posted by あずま at 2012年06月28日 08:58
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