2014年08月19日

朝日は叩いてよし

 今日は午前中、雑誌などを買いに散歩がてらコンビニに。朝のうちやからそう暑くないやろうと思うていたけれど、なんのなんの。帰宅した時には汗びっしょりで服もずくずく。妻に言われてすぐに着替えましたとも。
 コンビニでは週刊誌の立ち読みなども。「現代」「ポスト」「アサ芸」みなもうここぞとばかりに朝日新聞叩きに精を出している。原因は「従軍慰安婦問題」で朝日新聞が間違いを認めたことにある。この誤報が日韓関係を悪くした、という指摘は当然やと思う。ただ、不十分とはいえ遅まきながらも誤報を認めたということについてはある程度評価してもええんやないかとも思うけどね。
 まあ、権威として態度のでかい大朝日を叩ける機会がきたのと、どれだけ叩いても朝日新聞がつぶれたりするはずがないから安心して叩けるんやろうなあ。
 ただ、こう足並みそろえて叩きまくるというのは気持ち悪く感じる。ゼロサム市長に代表される、ひとつダメならすべてダメ的な価値観が横行するのは非常に危険やないかなあ。確かに慰安婦問題の誤報は問題やけれど、「プロメテウスの罠」のような良質な取材かてあるわけで、これはこれ、あれはあれと分けて評価するべきでしょう。
 国会議員相手に桜井よしこさんが講演して「朝日新聞は廃刊すべきだ」と言うたらしいけれど、大きな失敗をしたら、それだけで全否定するという極論を桜井さんほどの人がするとはねえ。
 叩いてよしとなれば、一斉に叩く。こういうことがここしばらくずっと続いている。朝日の自大的な姿勢以上に、この風潮を私は恐れている。
posted by 喜多哲士 at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
叩いてええもん、叩けるもんは、とことん叩け、みたいな風潮はどうにも不愉快です。STAP細胞がじっさいに発見されたら、どないするんかな?
Posted by 福助 at 2014年08月20日 05:53
大政翼賛会とか、国民総動員法なんてのは、こんな雰囲気のなかでつくられたのかなあ、なんて思うと、ぞっとするのです。
Posted by t-kita at 2014年08月21日 00:04
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