試験時間も30分過ぎくらいになると、問題を解き終えたのかあきらめたのか、机に突っ伏して眠りはじめる生徒がちらほら。こちらは眠気覚ましにわざわざそういう生徒の横を通ってみる。
寝息が聞こえるよ。ものすごく気持ちよさそうやよ。
羨ましいよう。生徒は眠たかったら寝られるんやもんなあ。
よく指導に対して「先生は校則を守れというけれど、先生たちは好き勝手な格好をしているやんか」という屁理屈を言う生徒がいてるけれど、そう言われたら、「君らは試験中に寝ても許されるやんか。ほたらなにかい先生も試験監督中に寝てもええいうんかい」と逆襲したろうかしらん。立場とか役割の違いというものをはっきりわかってくれることでしょう。
まてよ、「寝てもええよ!」と喜んで言われるかもなあ。試験監督が寝てくれたらカンニングし放題やもんなあ。大人気ない反論は墓穴を掘ることになりそうなので、この案は却下やな。
そんなこんなでなんとか乗り切る。ああしんど。
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