新聞の社説では高校社会科の検定に対するものが多い。現在の政府の見解にあわない記述はことごとく意見を付されて書き直しをしているらしい。それに憤慨する論調がほとんど。ただし産経だけは誤った認識がただされたと評価している。
正直なところ、私は教科書は参考程度に使うだけで、自分で工夫した教材を使う方が多いので、どんな風に書き変えられようと動じません。教え方にもよるよね。「教科書にはこう書いてあるけれど、別な意見もあるよ」と紹介すればすむことで、教科書の記述に頼り切って授業をする教師というのはよほど若くて経験がなく、教材研究も教科書と指導書だけしかしない、そんな人だけやないかなあ。
文部科学省は、自分で考える「アクティヴ・ラーニング」を推奨しておきながら、こと教科書に関しては逆行している。こんなに振れ幅が大きいと現場の混乱を招くだけやないか。各紙の論説委員はそこらあたりを問題にすべきやないかと思うんやけど、如何。
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むろん文科省が指導要領で求めているものです。
それと検定の厳しさとのギャップの激しさに戸惑うのです。
稀勢の里は「決まり」と思うとこける人なので、まだまだ安心はしません。ただ、今場所は表情を見ると非常に落ち着いているので、大きなポカはしなさそうですけれど。