とはいえ、タックスヘイブンについては高校の政治経済の教科書にもちゃんと記述はあるし、私も昨年度、現代社会の授業で簡単ではあるけれど説明しました。つまり、ちゃんと学校で勉強していたら、税金のかからない国があってそこでマネーロンダリングをしたりしているということが報道されたら、「ああ、学校で先生が言うてたな」と思い当たれるはずなのです。
さて、問題は現代社会という科目がなくなって「公共」なる科目に変わった時、こういう政治家や大企業に都合の悪い項目の扱いがどうなるか、やねえ。教科書検定が「検閲」の域に近づきつつあるような感じなんで、私が一番危惧するのはそういうところなのでありますよ。
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