本日で年内の授業は終了。明日から冬休み。むろん、週明けに私は仕事に行くのですが。
田中啓文「鍋奉行犯科帳 風雲大坂城」(集英社文庫)読了。将軍家斉上洛という話が持ち上がり、饗応のための料理を東西の奉行が競う表題作よりも、僧侶の盗賊団や偽物の鍋奉行が現れて大捕物をする「偽鍋奉行登場!」が面白い。ミステリ仕立てで、しかも鍋奉行の破天荒ぶりも堪能できる。解説は小林泰三さん。「鍋奉行犯科帳」シリーズしか知らん読者に、懇切丁寧に作者の多才ぶりを紹介している。作品内容にもう少し触れてもよかったんでは、なんて解説のレビューをしてどうする。
というわけで、だるいし眠いし早いとこ寝ることにします。お休みなさい。
【関連する記事】