2017年03月20日

天気晴朗なれど波高し

 今日は春分の日。暖かい一日で、さぞかし外は人出が多かったことでしょう。私は昨日の晩、汗が冷えたせいか鼻水が止まらず、風邪薬を呑んでなんとかやわらげた。今朝も鼻の具合が悪く、朝食後風邪薬を呑み、ひたすら寝る。墓参やらなんやらでへろへろになっていたのも、なんとか回復。
 相撲をテレビで見た後、ニュースを見ていたら石原元都知事が家を出るときに記者と会話している様子を報道していた。
 記者が「今の心境は」ときくと「天気晴朗なれど波高し、だ」と言うた後、「君たちは教養がないから知らんだろうがな」と付け加える。私はこの人物のどこが好きやないかというと、この傲慢さやね。人を見下すことによって自分の地位を常に上に置きたがる。ゼロサム先生なんかそういうところをかっこいいと思うて真似しようとしていたんやろうけれど、いかんせん先生にも教養がないもんやからただの下品なチンピラがいきがってるようにしか見えなんだけれど。
 ちょっと前にNHKのドラマで「坂の上の雲」をしていたのを元都知事は御存じないらしい。あれを見ていたら日清日露の戦争についてはひととおり知識が得られたので、見ていた若い人なら「天気晴朗」くらいは知っていると思うがなあ。
 お年寄りに「ジンムスイゼイアンネイイトクコウショウコウアン……」と歴代天皇をお経のように唱えられることを自慢する人がいてるけれど、それと同じようなもんかね。そういうのは教養とは言わんと思いますが。
 そのあとの証人喚問では「病気のせいで記憶があやしくなってます」と言い訳をしたりしていた。人品の卑しさというのが出ていてますます嫌になってしまいましたが、如何。
posted by 喜多哲士 at 23:41| Comment(3) | TrackBack(0) | 時事ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぼくもその後の”ひらがな、カタカナをふくめ、文字が認識できない”というのには”は?”と思いましたが、実際に脳梗塞の後遺症として、学習障害に似た症状が出ることはあるようで、一概に否定できないみたいですね。
Posted by 伊藤正一 at 2017年03月21日 07:18
あと、今回の公聴会でも豊洲についての新事実はでなかった。これは重要でしょう。

たしかに石原氏は傲岸不遜ですけど、その部分を抜いてみれば、今回の彼の主張はほぼ同意できるものでした。

豊洲への移転はもう動かしようがないのですから、病み上がりの老人苛めと、税金の無駄使いでしかない公聴会をやった小池さんこそ、傲慢なのではと思う次第。いかが?
Posted by 伊藤正一 at 2017年03月21日 08:02
病み上がりの老人、というにはしんたろう先生はかなりお達者なように見えましたが。脳梗塞のあとに出版された「天才」という本は、先生が書いたのではなくゴーストライターがいてたんでしょうか。
まあ元都知事は週に2日くらいしか登庁しない方やったので、役人がもってきたものをただ裁可しただけかもしれません。となると、当時の副知事や役人たちの喚問がすまないと、ゆり子知事が傲慢かどうかの判断はできないように思います。
まあゆりこ知事は傲慢というよりも世渡り上手という印象が強い人なので、どっちもどっちという気がしますね。
Posted by t-kita at 2017年03月22日 00:40
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