2019年09月01日

ナイツ塙の「言い訳」

 昨日までの疲れからか、少し遅めの起床。それでも午前中はアニメ数本と「仮面ライダーゼロワン」の第1話などを見る。「仮面ライダーゼロワン」はヒト型アンドロイドが普及した時代が舞台。謎の敵によって怪人に変身させられるアンドロイドたちと、その陰謀を打ち砕こうとするゼロワンの戦いが描かれることになり、楽しみであります。
 昼食後、午睡。泥のように眠る。しばらくは実家がらみで精神的にも疲れを引きずりそう。夕刻起きてきて、実家に電話したりする。それから追っかけ再生でプロ野球中継を見る。完封リレーでジャイアンツに連勝。スポーツ紙は鳥谷の去就についてああだこうだと書いているけれど、試合はまだ続いているんやから、そちらに集中してほしいなあ。
 ナイツ塙宣之/聞き手・中村計「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」(集英社新書)読了。ついにM-1グランプリでは優勝でけなんだナイツの塙による演芸論。M-1グランプリをテーマに、上方の笑いと東京の笑いの比較、コンテストの漫才と舞台の漫才の違い、しゃべくり漫才とコント漫才の分析など、笑芸というものについて深く掘り下げている。現役の漫才師の漫才論というのはなかなかないので、非常に興味深く読めた。また、ライターの方のまとめ方も非常にうまいんやと思う。落語やコントも含めた笑芸の本質を的確につかんでいる。そう、著者も「お笑い」という表現はほとんど使うてへんのですね。笑芸に関心のある方ならぜひご一読を。お薦めです。
posted by 喜多哲士 at 23:44| Comment(3) | 読書全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もここ一年ほどYouTubeでナイツの漫才を作業用BGMとしてよく聴いております。土屋くんのツッコミで良さが左右されますね。すんごく良うなってます。M1については、よしもとがはじめたことやと踏まえてステップアップした自負もあるんやろと思います。
Posted by 承服亭すまん at 2019年09月02日 22:42
板の上で鍛えられた芸は強いと思います。特に落語の間で小さくなりがちな東京の寄席漫才は、大阪のホール漫才とはまた違うしっかりした根があると思いますね。本書もそういうところからくる自信を感じさせる一冊でした。
Posted by t-kita at 2019年09月03日 00:12
初めまして。

塙さんの本、じっくり読んでみたいですね。
Posted by 師子乃 at 2020年03月29日 19:10
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