仕事は順調に進み、締め切りには間に合うた。答案返却のため、生徒は登校。今回は採点ミスや計算ミスが少なく、これもまた気持ちよいくらい。成績算出の仕事はこれで終了。やあ、これで後は入試関係の業務を残すのみ。やれやれ。
燃え尽き症候群やないけれど、昨日まで緊張感をもって長時間集中して仕事を続けてきた反動からか、午後からは睡魔との闘いみたいな感じ。休憩時間に軽く寝て、リフレッシュ。
定時に退出できた。帰宅してすぐに寝床にどぶさっていたら、うとうと。夕食はうどん。食後、社説のダウンロードをしたあと本を読み始めたんやけれど、また少しうとうと。反動がきたなあという感じやね。
実際、1年間、この年度末の成績を出すために仕事をしているような部分はある。むろん、それが目的ではなく、色々と工夫していた授業内容が生徒たちにちゃんと伝わったかどうか、ということの結果を見るためのものではあるんやけれど。それでもこの成績算出が1年間の仕事の区切りであるというのは間違いない。今のところ、来年度も異動はなさそうなんやけれど、今年度の仕事内容を来年度にいかに生かすか。また同じ科目を担当する可能性が大きいので、社説のダウンロードも来年度の教材となるかどうかとか、そんなことを考えながら行っている。教科書に書かれていることをそのまま伝えるだけでは面白くない。時事問題と教科書の内容をいかにリンクさせていくか、公民科、特に政治経済関係の授業はそこが肝やと思うている。30年以上前、中学校の講師をしていた時、地理の授業で「社会主義国家」について授業を始めようとしたら、ソ連は崩壊し始めるは、ベルリンの壁は壊されるは。これは教科書の講釈をしていたんでは時代に取り残されるぞと、新聞や雑誌を使うて中学生たちに解説したりしていたら、「これまで社会科には興味がなかったけど、なんか面白くなってきた」と言われてますますやる気になったことを思い出す。「トランプ2.0」のために国際関係がしっちゃかめっちゃかになっている今、生きた教材を生かさんという手はない。さて、来年度はどうするか。もう次の授業計画は始まっているのですね。
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