夕刻起きて、追っかけ再生でプロ野球「タイガース-ジャイアンツ」戦を見る。地上波はABC、しかし試合開始から中継するBS朝日で見る。解説は岡田はん。0-0の緊迫した試合も、8回表2死から2四球を足場に大山のイレギュラー内野安打で森下と甲斐が本塁ベース上で甲斐のタッチをかわし、辛うじてセーフ。判定はアウトやったけれど、リクエストによるビデオ判定でセーフに。これはきわどい。相撲なら物言い取り直しというところ。でも野球に打ち直しはないからなあ。
試合終了後は寝床でスマホをいじり、例によってサディスティックにスポーツ報知のサイトでジャイアンツファンの投稿を読む。けっけっけ。
倉知淳「皇帝と拳銃と」(創元推理文庫)読了。「死神」と評される容貌の乙姫警部とイケメンの鈴木刑事のコンビが、犯人を追い詰める、最初から犯行が描かれる「倒叙ミステリ」。共作作家の片方が相棒を殺すという刑事コロンボの「構想の死角」を思わせる「運命の銀輪」、大学の学部に君臨する主任教授が強請ってきた事務員を殺害する「皇帝と拳銃と」、高利貸しのおじを殺してしまった小劇団の主宰者のアリバイ工作を崩す「恋人たちの汀」、前途有望な彫刻家の偽装自殺と思われる事件の真相に迫る「吊られた男と語らぬ女」の4編を収録。乙姫警部と鈴木刑事のキャラクター造形はもちろん強烈なんやけれど、コロンボばりに特権階級者が自らを守るために計画的に殺人をするものもあれば、偶然殺人をしてしまった男の悲痛な物語、そして自殺偽装をする犯人の複雑な心理を描いたものなど、かなりひねりを加えたものもあり、読みごたえがあった。いずれも倒叙ミステリの醍醐味を感じさせる秀作ぞろい。シリーズ化されて2冊目も文庫化されているので、そちらも読んでみよう。コロンボと中学生時代に出会い、倒叙ミステリの面白さを堪能した私としては、「福家警部補」や「古畑任三郎」のような優れた倒叙ミステリは大好物。それにこの「乙姫警部」も加わった。倒叙ミステリのお好きな方は、ぜひ。
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