2026年04月20日

模倣犯(三)

 愛すれどタイガース「ドラゴンズに開幕から6連勝」を更新しました。

 今日は出勤日。曇天だが降雨とまではいかず、蒸し蒸しと暑い。さすがにもう上着は着ないで出る。
 今日で授業開始からちょうど1週間。これまで授業のなかったクラスも無事第1回目の授業があった。とにかく持ち授業全てをしてしまわんと落ち着かんのです。
 空き時間には進路指導部の打ち合わせもあり、空き時間は少なめ。知的障がい児の共生推進校ということで、久しぶりに障がい児向けの社会科もある。久しぶりではあるけれど、教員に正規採用されてから9年間、最初に叩きこまれただけに生徒の様子を見ながら教材開発も行うことができた。私の教師としての基礎は障がい児教育なんやなあと再確認した次第。
 帰宅後、寝床で読書。夕食をはさみ、また読書。スマホをいじらんようにしていたら読書が進むのです。
 宮部みゆき「模倣犯(三)」(新潮文庫)読了。文庫版第2巻の感想では「第3部が楽しみ」なんて書いたけれど、本巻は第2部の続きでした。連続誘拐殺人事件の犯人であるピースと浩美の行動を中心に物語は進む。前巻で描かれた謎の犯人の脅迫シーンが犯人側から描かれるなど、この作品では事件全体の構造を裏表から描いて全体像を読み手に示すという構成を取っている。かなり長い作品なんで、最後にどんでん返し、なんてことはせずに、節目節目に種明かしをしていく感じか。もっとも作者はそういうどんでん返しのトリッキーな作風ではないので、この構成はごく自然に読める。浩美の行動をただすべく、和明が動き出す。本書では、愚図でのろまとバカにされていた和明がピースと浩美に叩きつける言葉が重い。誠実に生きてきた和明が、自我が肥大した犯人たちの一番痛い部分を突いてくるのですね。しかし皮肉なことに、改心しかけた浩美は和明とともに命を落とすことになっていく。さて、次巻からはピースが単独犯となるわけやけれど、それに対する探偵役はいったい誰になるのか。本巻ではほとんど出番のなかった彼なのか。兄の行動を止められなかった彼女なのか。物語は新たな展開に入っていく。続きを楽しみに、他の本も読んでいくのであります。
posted by 喜多哲士 at 23:59| Comment(0) | 読書全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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