2026年05月04日

ゲノム・トーカー

 今日はみどりの日。朝から昨夜録画したアニメを見てしまい、それから3話分たまっていた大河ドラマ「豊臣兄弟!」を見てしまう。おおお、これは「江」以来の、「どうする家康」と並ぶ珍品やないか。足利義昭が甲斐まで行き武田信玄と面会していたり、三方ヶ原の戦いの途中で信玄が餅をのどに詰まらせて死んだり、浅井長政が実は天下を狙うていたり、切腹する長政の介錯をお市の方がしたり……。いくらドラマでもやっていいことといかんことがあるとは思う。演出のために明らかにあり得んことをやってええものか。いやはや驚いた。そやけど「江」ほどとんでもない場面の連続とはならんやろうとは思うけれどね。
 昼食後、午睡。夕刻目覚めて読書。夕食時には昼に録画したプロ野球「ドラゴンズ-タイガース」戦を見る。今日の中継はサンテレビ。解説はドラゴンズOBの吉見さん。門別が初回に4点取られて、主導権を握られ、ドラゴンズ戦の今季初の敗北。まあ長いシーズン、こういうこともある。ただ、門別はひたむきさで同期の茨木に負けているように感じたなあ。
 試合を見た後は、寝床で読書。スマホをいじったりもする。明日もお休み。やっと次の本にとりかかれるぞ。
 林譲治「ゲノム・トーカー」(創元SF文庫)読了。1万6千年前の太陽系から、人類の遺伝子情報が発信されていた。木星探査宇宙船の前に、その情報を受けた異星人「ゲノム・トーカー」が出現。地球人類よりも進んだ科学を持つらしいゲノム・トーカーと接触した地球人チームは、ゲノム・トーカーとともに、古代遺跡NUMAの調査を行う。NUMAを地球に送り込んだものの正体は……という話。林さんのライフワークともいうべきファースト・コンタクトが本書でも主たるテーマとして描かれる。異星人との接触を決して楽天的に描かない林さんやけれど、本書では地球人とゲノム・メーカーが協力して古代遺跡の謎に取り組むなど、少しばかり趣向を変えている。ネタバレになるので書かないけれど、とあるアクシデントが一気に問題を解決する終盤の展開は非常に面白かった。ただ、林さんの特徴である誰を主体にして物語を進行させていくかというところは、本書でもちょっと散漫になっているのと、豊富なアイデアをぎっしりと詰め込んでいるので読み解くのに私にとっては結構時間がかかってしまうというあたり、他の読み手はどうなんかなあと思うたりもするのです。とはいえ、異星人とのファーストコンタクトというテーマでこんなにバリエーションを作れるのはアイデアの問屋みたいな林さんの本領発揮という感じですねえ。
posted by 喜多哲士 at 23:55| Comment(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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